「自然のレッスン」という本

ある日、本屋でりんごの表紙がふと目にとまり手に取って中を読みました。
題名は「自然のレッスン」。その時はパラパラと立ち読みし買わずに帰ったのですが、何日経ってもその軽く目を通しただけの内容が頭から離れず後日購入しました。箇条書きの様に綴られた文面はとてもシンプルですが私の意識には強力に作用しました。
内容は、こころ、からだ、食のバランスをどうやって健やかに保つかについて書かれています。
近頃はエコロジー、オーガニック、スローライフLOHAS… などといった言葉を当たり前のように目にし耳にしますが、大抵は本来の目的から外れファッションや消費文化のキーワード的扱いになってしまっているような気がします。
この「自然のレッスン」という本には、それらの本来の意味を子どもでも理解し得る言葉で表現してあって、シンプルな事過ぎて普段気付いていない事がたくさんある事に気付かされます。
読んで実践しようとかそういったことでは無く、本当にシンプルで一度読むと頭の片隅に自然と覚えていて、ふとしたときにその言葉が自然と出てきてハッと気付かされる感じです。
子どもにも、子を持つ親にも、子どもの心を失いつつある私たち大人にも本当に大切なやさしい教科書のようです。
子どもにはオモチャやゲームも必要かもしれませんが、こんな素敵な本を子ども達に伝え、一緒に読める事が出来れば幸せだなと思います。